お客様の暮らしを「構造」から支え、
「真の豊かさ」を生み出していく

私が平成24年11月27日より代表取締役に就任し、早や12年が経とうとしています。
弊社は1970年に創業者三反田忠満によりクラレ宝塚中山台ニュータウン開発の住宅建築を担う目的で設立されました。その後培った施工技術を認められ、木造トップメーカーの施工や分譲マンション事業「ヨークベルシリーズ」を手掛けるなど社会資本整備に貢献すべく事業を継続し、今年で創業55年目を迎えました。 これもひとえに多くの皆様方のご指導とご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。

「ヨークベル」という社名は、かつて創業者が訪れ、感銘を受けたイギリスヨーク地方の人々の「進取の精神」(ニューヨークを建立したといわれる)に因み、そこに「幸せを願う気持ち」を象徴する「ベル(鐘)」のイメージを重ね名付けられました。

ヨークベルの経営理念は、時代の潮流に流されることなく、お客様の暮らしを「構造」から支え、「真の豊かさ」を生み出すことにあります。
建設会社だから生みだせる強固な「構造」を基盤に、徹底的に研究した人によって異なる豊かさの感じ方(=ライフスタイル)を設計に活かすことで、お客様に「その空間に住むかぎり永続的に得られるお金では量れない幸せ」をご提供することを私たちは使命としています。またその実現のときこそが、私たちにとって至福の瞬間です。

昨今、私が舵を取ってきた間にも住宅業界、とりわけ地域ビルダーを取り巻く環境は、大きな変化にさらされました。少子高齢化は重く現実にのしかかり、コロナ禍により物価・資材高騰、人手不足にもますます拍車がかかり、さらには人工知能を含む急速なIT化の流れには、もはや、これから家を建てるのは「工務店」、いや「ハウスメーカー」ですらある必要もない、という時代に来ていると肌で感じます。しかし、裏を返せば、これほど変革が求められ、チャンスに満ち溢れた時代はないと考えています。誰もやらないのなら私たちが先に創っていく。これこそがヨークベルスピリッツなのです。

私たちは、百年企業を目指し、社名の由来でもある幸せを願う気持ちをリボンに包み、これからもお客様の「真の豊かさ」を実現すべく邁進してまいります。今後とも皆様のご愛顧とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和6年6月 株式会社ヨークベル
代表取締役 武田 穣

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