堺市K様邸

ご家族の夢が調和し、ひとつのカタチになった住まい。

実際の面積より広く感じる「のんびりできる家」。

お嬢様が中学生になられたのをきっかけに、新築を検討されたK様。「のんびりできる家」というのがご主人様のイメージされた住まい像でした。設計はそのコンセプトに基づいて行われ、敷地面積を最大限に生かしながら開放感が得られるプランが何度も練られたということです。その結果、中庭があり廊下はないスペースを巧みに活かしたプランが生まれました。

白いアーチとレンガが印象的なエレガントなエクステリア。

玄関脇に設けられたウッディなベンチ。

五感で楽しめる中庭が暮らしの中心に。

K様邸の外観は窓前の白いアーチが印象的なエレガントさを感じさせる洋風スタイルです。横浜の異人館がそのモチーフになったということでした。玄関ドアの手前脇には小さな木のベンチがありましたが、なぜか心がほっとするような不思議なスペースでした。
玄関ドアを開けると正面には地窓があり、そこから中庭の地面が見える設計です。一つ間違えば閉鎖的になりがちな玄関ですが、この視界が抜ける工夫により拡がりを感じるスペースになっています。
LDKのドアを開けると、そこには家の外観から受けるイメージよりはるかに広々としたスペースがありました。この拡がり感を生んでいる大きなポイントが玄関から少し見えた中庭です。その中央奥には石積みの壁から水が湧き出る噴水が設けられエレガントな時間を演出していました。室内に注ぐ光と流れるそよ風、そして緑と水の音‥この中庭は正に五感で楽しむ庭でした。さらに全開放サッシを開け室内空間と一体化してできるスペースは、物理的にも感覚的にもくらしにゆとりを生んでいました。

地窓が設けられスペースの拡がりが感じられる玄関。

壁掛けTVは配線が壁の中に隠れるすっきり設計。

リビングとキッチンに隣接するヨーロッパ調の中庭。光と風、緑、水の音が心を和ませる。

お嬢様が書かれた「夢の家メモ」。アーチ型の入り口も夢どおりに実現。

奥様お気に入りのキッチンに立った景色。中庭の先には玄関の地窓。人の出入りの気配がキッチンで感じられる。

  • ご家族の家への想いが一つのカタチに。

    K様にお話しを伺う中で、家を建てると決まってからお嬢様が書かれたメモを見せてもらいました。そこには「小さな噴水」や「白いアーチ」、「ベンチ」など、これまで見てきたこの家の要素が詰まっていました。そう、お嬢様の「こんな家に住みたい」という想いが見事にこの家でカタチになっていたのです。家を建てるにあたっての要望については、情緒的なゆとりを求められるご主人様と実利としての収納を求められる奥様との間にちょっとした微笑ましいせめぎ合いがあったようです。結果、1階北側は坪庭を設けず収納を増やし、替わりに2階は逆に収納を減らして吹抜けのファミリースペースを設けるプランに落ち着いたということですが、それが今となっては良い判断だったとご夫婦で振り返られていました。
    ご主人様が勝ち得た!?ファミリースペースは、2階の階段を上がった場所にあります。そこは傾斜天井で意図した通り開放感があり、広々としたロフトと一体化しています。また壁面には背の高い書棚が据え付けられ、さながら図書室といった感じでした。お嬢様たちがこれから成長される上で、この豊かなスペースはとても良い影響を与えるだろうと直感的に思いました。

  • 南北の風の通りを考慮し、ハイサイドライト(窓)を設置。

パントリーから洗面、バスへとつながる合理的な動線。

ロフトと一体化し開放的な2階ファミリースペース。

耐震性を考慮し、家具を吊戸棚で押える設計。

こだわりの家具が置かれた寝室横の書斎。

実例概要

【所在地】
大阪府堺市
【土地面積】
161.98m²
【延床面積】
152.90m²(46.25坪)
【構造】
木造2階建て
【建物本体工事費】
非公開
【建築】
平成23年12月竣工
【工期】
平成26年 7月~9月
【工事内容】
内装工事、上下水道配管工事、
ガス配管工事、電気配線工事

実例概要

【所在地】
大阪府堺市
【土地面積】
161.98m²
【延床面積】
152.90m²(46.25坪)
【構造】
木造2階建て
【建物本体工事費】
非公開
【建築】
平成23年12月竣工
【工期】
平成26年 7月~9月
【工事内容】
内装工事、上下水道配管工事、
ガス配管工事、電気配線工事
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東大阪市M様邸

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